これからの書記局運営を考える

全国書記会議in鹿児島は4月17、18日、鹿児島県指宿市の休暇村指宿で開かれました。全国各地から25人が参加。書記局運営の課題や悩みについて話し合い、交流を深めました。

 会議では、南日本新聞労働組合の大川源太郎委員長と九州地連の永井昇一郎委員長が歓迎のあいさつ。

 続いて新聞労連本部の加藤健書記が「これからの書記局運営を考える」と題して講演しました。加藤書記は労働組合、新聞労働者の歴史や基本的な法律などについて触れた上で「書記の仕事は、とても奥が深い。資格を取るなど能力を高めることで『働きがい』も『存在価値』もアップする。執行部と書記が協力しあえれば、よりよい労働環境を職場と書記局にもたらされる」と述べました。また「組合活動は毎年同じではない。人も違う、政治経済情勢も違う、経営環境も違う。新しい気持ちで組合活動に臨んでほしい」と話した上で、全組合員が関わる組合活動の知恵を実践している単組の事例や、組合員相談日など設けるなどして書記局の敷居を低くする工夫について紹介。書記局運営について、多岐にわたりアドバイスされました。その後、沖縄タイムス労組の新井優子書記から、米軍普天間基地の沖縄県名護市辺野古への移設をめぐる現状について報告がありました。在日米軍専用施設の74%が集中している中、さらに同県内への移設を強硬に推し進める安倍政権への県民の悲痛な声を代弁されました。

 休憩をはさんで、書記会議が行われ、事前アンケートをもとに①パワハラ・セクハラ問題②非正規労働者に対する取り組み③一人書記問題について論議を行いました。

パワハラ・セクハラ問題では、起こった場合の対応の仕方や相談の体制を確立しておくことが重要とし、非正規労働者の組織化に取り組もうとしている河北仙販労組に対して、先行して取り組んでいる毎日労組から、組合規約を改正し、説明会を開いて加入を受け付けた経緯が報告されました。加藤書記からも「組合に加入したからといって、すごく良くなるものではないので、何かあったら組合は助けてくれる、雇用を守るために入るという認識で加入してもらう必要がある」と助言がありました。併せて、キャリアスタッフの組合加入も今後取り組む余地があるとされました。

組合員の減少によって、書記長の非専従化とともに、増えている一人書記問題では、労働条件を内規等で明文化していくことや業務をきちんと把握して役員等と協力して運営していくことの重要性が指摘されました。この後、会場を交流会に移し、夜遅くまで交流を深めました。

2日目の18日は、JR日本最南端駅の西大山駅(鹿児島県指宿市)や勝負にまつわる有名なパワースポットでもある釜蓋神社(同県南九州市)で独特の参拝法を体験。その後、知覧特攻平和記念会館(同市)を見学しました。太平洋戦争の沖縄戦で、この地から多くの10代、20代の若者が爆装した飛行機で飛び立ち、尊い命を犠牲にしました。隊員の遺書や遺品が数多く展示されており、参加者は戦後70年の節目の年にあらためて平和の大切さや尊さをかみ締めました。また薩摩藩の武家屋敷庭園を散策し、知覧の歴史に触れて散会しました。

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