宮古毎日労組結成10周年祝う 闘争支援強化で完全勝利を

5月21日、宮古毎日労組結成10周年記念式典・祝賀会が宮古島のレストラン・クールで開催された。沖縄地連をはじめ新聞労連や地元のマスコミ労組、全印総連などから70名以上が出席。九州地連から小石委員長と竹ノ内書記長が同席した。
記念式典では、主催者あいさつで恩川順治・宮古毎日労組委員長が「安定した労働条件と紙面を守るため」と結成の理念を語り、会社の組合弾圧などと闘い「大変なことになったが後悔はしていない」「毎年の総行動に結集していただき感謝している」と謝辞を述べた。来賓あいさつでは、新崎盛吾・新聞労連委員長が会社との闘いではなく「早く本来の報道の仕事にエネルギーが向けられるように」と闘争の早期解決へ支援を呼びかけ、与儀武秀・沖縄マスコミ労協議長は「厳しい闘いが続いているが、会社の圧力に屈せずに一歩一歩前進している。本来の労働組合の活動を学ばせてもらった」と宮古毎日労組の闘いに敬意を表し、引き続きの連帯を誓った。続いて、山下誠・宮古毎日労組書記長が結成以来続く会社との闘いなど10年の歩みを報告した。

70名以上が集結し、10周年を祝った

70名以上が集結し、10周年を祝った

式典後の祝賀会では、出席者からお祝いと激励の言葉が述べられ、闘争へのさらなる支援で完全勝利を誓い合った。
また式典の前に、ジャーナリストの安田浩一さんの記念講演があった。マイノリティーに対して差別や憎悪の言葉を投げつけるヘイトスピーチを取材する安田さんは、「過去この問題にあまりに無関心であった」と自省し、「新聞なども『一部の人間がやっていること』と取り上げず、『いずれは社会の力で淘汰される』と思っていたら、差別のハードルが下がって、差別が当たり前のようになってきた」「全国各地でヘイトデモが行われているが、参加者には普通の主婦や学生、議員などもいる」と現在の状況に危機感を募らせた。その中で、沖縄もまたひとつのネタになり、沖縄ヘイトと呼ばれるものが増えている状況を説明した。過去、本土にあった米軍海兵隊基地は、米兵による事故や犯罪が多発し、地区住民の反対運動で沖縄へ追いやられた事実を紹介し、「いま沖縄で反対運動をしても追い出せないし、本土では『沖縄だから許される』のロジックが存在している。かつては自分の痛みだったものが、なぜ分からないのか」と憤りを隠せなかった。また、宮古島の自衛隊配備については「ほとんど記事になっていないし、関心すら払われない」と述べ、「要塞としての宮古島は必要ない。自然と景色がある」と、キチンとした検証、報道を呼びかけた。

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