新委員長に南日本・入角氏 宮崎で第58回定期大会

 九地連の第58回定期大会が8月26日、宮崎市の宮崎日日新聞社であり、2012年度活動報告と決算報告、13年度の運動方針案と予算案がそれぞれ承認されました。

 加盟14単組の代議員29人のうち、委任5人を含む25人の出席で大会が成立。開会あいさつで太田浩一郎委員長は夏の全国高校野球で準優勝した宮崎県代表・延岡学園の健闘をたたえた後、一人ひとりの組合員がプレーヤーの意識をもって各単組や九地連、労連の活動に参加することが重要だとしたうえで、「皆さんがプレーヤーとして議論して、九州地連、新聞労連の将来、未来につなげていってほしい」と呼び掛けました。地元単組である宮崎日日新聞労組の今吉誠美委員長も歓迎のあいさつで「私たちの今の労働条件は、諸先輩が汗水流したからこそある」「かつて宮日労組は分裂していたが、労連、地連の支援があって今がある」などと述べ、九地連の組織・活動の重要性を訴えました。

 この日は来賓として新聞労連から日比野敏陽委員長と、西日本新聞労組から選出された大江史浩書記長が出席したほか、沖縄地連の黒島美奈子委員長、東北地連の工藤瑞帆委員長、宮崎県労連の那須誠二副議長も駆けつけました。来賓あいさつで日比野労連委員長は参院選で大勝した安倍政権の政治運営を視野に、「ジャーナリズムと言論・思想の自由を守り、労働法の改悪を阻止しなければいけない」と述べ、九地連とますます連帯を深めていく必要性を強調しました。大江書記長は7月、労連書記長に選ばれたばかり。「弱い立場、非正規の方からの相談が非常に多いことに気づかされた。私たちはもっと非正規の方に目を向けなければいけない」と訴えるとともに、労連としても消費税増税をにらんだ取り組みを急ぐ必要があると訴えました。

 12年度の活動報告は、57期が重点を置いた奄美新聞労組と宮古毎日新聞労組への支援の取り組みについて詳述。太田委員長は奄美新聞で働く仲間の現状を報告するとともに、春闘労論集会やサマーフェスタを奄美大島で開催した実績にも触れ、息の長い支援を継続させる必要があると述べました。宮古毎日新聞労組支援については担当の中島雅隆副委員長が報告。同労組が続けている「アララガマタオル」の物販支援を九地連が全国に改めて発信した経緯や、同労組の書記局移転カンパ、機関誌「アララガマ」の配信活動など、今期の実績を説明しました。

 13年度の新執行部は、4月と7月の委員長・書記長会議と常任委員会での議論を経て修正された九地連役選スキームに添って選任。太田委員長から朝日新聞労組西部支部の委員長選任の辞退を受けて検討に至った13年度の修正スキームと14、15年度スキーム案の見直しについて説明があった後、委員長に南日本新聞労組の入角里絵子さん、財政担当副委員長に熊本日日新聞労組の高森史好さん、会計監事に共同通信労組九州支部の角南圭祐さんを満場一致で承認しました。残り2人の副委員長と労連中執、書記長、青女部長、会計監事は、後日各単組からの推挙を受け、58期の常任委員会で承認することを決定しました。新役員を代表して入角さんは「それぞれの単組が抱える事情は異なり、新聞業界を取り巻く環境は厳しい。そんな中、地連として何ができるかを、皆さんの力をお借りしながら、1年間、知恵を出し、労を惜しまず、よりよい職場環境を整えていくために力を尽くしていきたい」と決意を語りました。

 最後に、「裁量労働制の導入・拡大」や「安易なリストラや人減らし」と闘い、「別会社や非正規労働者の組織化」を目指すなどとする8項目の大会スローガンと、「弱い立場の人たちの声にしっかりと耳を傾け、知恵を出し合い、解決へ導く」などとする大会宣言をそれぞれ採択。新副委員長の高森さんの音頭による団結ガンバローを三唱し、大会を終えました。

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