大分で第57回定期大会

 九地連の第57回定期大会が8月20日、大分市の大分合同新聞社であり、2011年度活動報告と決算報告、12年度の運動方針案と予算案がそれぞれ承認されました。

 代議員23人(委任状含む)の出席で大会が成立。開会あいさつで阿南英二委員長は、消費税の増税決定と、それと引き換えになされようとしている景気対策・防災名目の莫大な財政支出、さらに米軍の新型輸送機オスプレイの国内配備容認など政府の施策を批判した上で「単組の垣根、地域の枠を越えて団結と連帯を深めましょう。今日は活発な議論をよろしくお願いします」と呼び掛けました。続いて地元の大分合同労組から松原正委員長が歓迎の言葉を述べました。

来賓あいさつでは、新聞労連の日比野敏陽委員長が7月の九州北部豪雨に対するお見舞いを述べた後、労連本部に寄せられるパワハラ相談の実態などを紹介して「新聞業界の末端まで非常にひずみが来ている。これをどうやって乗り越えていくか。“たこつぼ”に陥って単組で悩みを抱え込むのではなく、情報をみんなで共有し合って打開しよう。経営者は常に情報交換をしており、私たちもそれに負ける必要はない」と訴えました。東北地連の板垣仁樹委員長は東日本大震災後の現状に触れ「経済闘争では落ち込んだ一時金、ベアの交渉で会社側から前向きな回答を引き出しているが、まだまだ要求には遠い。特に人材不足による労働環境悪化が目立っている」と説明。大分県労連の宮久武雄副議長は「労働者の暮らしは厳しく、厚労省の調査では国民の6割が生活苦を訴えている。今こそ労働組合の役割が問われている」と呼び掛けました。

 11年度活動・決算報告と休憩を挟み、沖縄地連の黒島美奈子委員長があいさつを兼ねて宮古毎日新聞労組の労働争議について報告。最近では組合ニュースの掲示拒否など新たな組合規制も通告されたとし、「労働争議は長引く様相を呈してきたが、ここで負けるわけにはいかない。息の長い支援をよろしくお願いします」と述べました。併せて普天間基地へのオスプレイ配備反対運動についても説明し「皆さんの関心と支援をお願いします」と訴えました。

 質疑では決算報告の旅費、共闘費の予算未消化や会費未納金などについて代議員が詳しい説明を求め、執行部が「役員の出張が減っていることやオルグが少なかったことが要因。未納金は毎年いくつかの単組で支払いが遅れている」と回答。12年度運動方針案では奄美新聞労組の活動支援について代議員から「現状を大変心配している。地連として奄美大島に行って具体的に活動することをお願いしたい」と要望が上がり、執行部は「奄美新聞労組の力になれるよう検討したい」と答弁しました。

 12年度の執行部体制は、九地連役選スキーム案と5月の委員長・書記長会議で承認された副委員長を1人増(計4人)とする案に基づいて各単組にポストを割り当て。財政担当副委員長に熊日労組の山下洋徳さん、副委員長に宮日労組の中島雅隆さんを選任し、残りは各単組からの選出者を後日、常任委員会で承認することを決定しました。新旧役員あいさつの中で、中島さんは「顔を突き合わせて集まらないと共闘、連帯はなかなか厳しい。九地連の連帯感をどう高めていったらいいのかを考えていきたい」、山下さんは「地連の活動は初めてだが、いろいろ勉強しながら一生懸命頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べました。

 「賃金底上げと一時金の確保」など8項目の大会スローガンと、「平和を実現する新聞を作るため、我々は手を取り合い、助け合い、闘っていこうではないか」とする大会宣言をそれぞれ採択。最後に新役員の山下副委員長の音頭によるガンバロー三唱で大会を終えました。

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