北九州で九州セミナー

「第21回人間らしく働くための九州セミナー」が11月20~21日、北九州市で開かれ、九州各地を中心に、医療、教育、労働組合などさまざまな分野から集まった約1000人が、貧困化や健康被害などをテーマに討論を繰り広げました。九地連や新聞労連などからは合わせて約20人が参加。ニュース作成などに協力したほか、初日夜の全体交流会で宮崎県代表団が、来年11月5~6日に宮崎市で開かれる第22回に向けて参加を呼び掛けました。20日は新聞労連の東海林智委員長が「労働の尊厳を取り戻そう~私たちの命を守るために」と題して記念講演しました。自身の取材結果を交えながら、正社員、有期安定雇用、不安定雇用のピラミッドについて「国、財界、大企業によって政策的に誘導された結果だ」と分析。「私たちは人であってモノではない。正義ある人たちが連帯し、ルールを変えなければいけない」と呼び掛けました。東海林委員長は講演の最後に、長崎・広島の被爆直後をつづった平和新聞の英語版をPR。会場に張り出された新聞を食い入るように読む参加者の姿も見られました。
2日目はじん肺、看護労働など10テーマに分かれて分科会が開かれました。アスベストをテーマにした分科会では、地元の医師が発症が遅れがちな石綿被害の危険性について解説。メンタルヘルス対策を取り上げた分科会では臨床心理士が「自分のストレスの特徴をつかんで、得意な対処法を見つけて」と訴えました。 セミナー中は各日1回ずつパネルディスカッションを開催。若年労働者をテーマにした20日は、経済的理由で治療を断念する若者の健康被害の実態などをパネリストが報告しました。子どもの貧困をテーマにした21日は、長崎大学教育学部の小西祐馬准教授が、日本の子どもの貧困が7人に1人に広がっていることを紹介。教育・医療・法曹の各分野から登壇した4人のパネリストが意見を交わしました。

カテゴリー: ニュース