5・15沖縄平和行進

5・15沖縄平和行進が5月15-17日、沖縄本島の3コースと宮古・八重山に分かれて行われ、全国各地から働く仲間が結集して歩きました。沖縄の「本土復帰の日」を祝って行われる平和行進に新聞労連からものべ50人余りが参加。地元沖縄地連の琉球新報、沖縄タイムスの参加者らと交流しながら、米軍基地に抗議し、平和を訴えました。

16日は西コース(嘉手納基地周辺、16.7キロ)に九州地連から、毎日、西日本、南日本、宮日、熊日、佐賀の各単組のべ15人が参加。嘉手納町役場をスタートし、沖縄最大の米軍施設・嘉手納基地のフェンス沿いに行進しました。途中、騒音被害のひどい砂辺地区、「思いやり予算」で整備・建設が進む米軍用住宅などの現状を見ながら、「沖縄の現実」をかみしめて歩を進めました。

「日米安保を見直せ」「沖縄に新たな基地は造らせないぞ」「平和憲法を守れ」等のシュプレヒコールを上げて進む行進に、途中から右翼の街宣車が併走して妨害行為をする光景も。一方、地域の市民や道路を走る車の窓からは「頑張って」など声援も多数聞かれました。同日は嘉手納の4000メートル滑走路を見下ろす、「安保の見える丘」でゴール、ガンバロー三唱し「反戦平和」を誓いました。

17日は平和行進参加組と辺野古見学組(午後から行進)に分かれて行動。辺野古見学バスツアーには新聞労連から約30人が参加し、宜野湾市・普天間飛行場-名護市・辺野古を沖縄地連の方々の案内で見てまわりました。米海兵隊が駐屯し、攻撃ヘリの訓練が繰り返される普天間基地は2004年にヘリ墜落事故があるなど、住宅地の上空すれすれを飛び爆音被害などでも知られる基地。また太平洋戦争でも沖縄地上戦の激戦地となった場所でもあり、約60年前の戦跡なども訪ねました。

辺野古は普天間基地代替予定地として選ばれた、キャンプ・シュワブ隣接の浜辺。沖縄本島中部に位置する名護市東岸にあり、美しい砂浜とサンゴ礁の海が広がっている地です。

沖合には絶滅危惧種に指定されているジュゴンが生息するアマモの藻場もあり、ここを埋め立てて攻撃ヘリ用の飛行場を造ろうという計画が進められているのです。反対運動のため座り込み運動をしているボランティアの方々(ジュゴン訴訟原告団のお一人)から説明を受け、ヘリパッド計画がいかにバカげていて空(むな)しいものであるか嘆息せざるをえませんでした。

ご存知の通り、普天間にいる米海兵隊はグアムに移転する(グアム移転協定)ことが国会承認されており、そのような一時的な「場しのぎ」のためにこの地上の楽園のような浜辺が永遠に失われるというのだから、愚かにもほどがあると指摘せざるをえません。米軍基地の約7割が沖縄に集中しており、依然として沖縄社会に、すなわち地域に暮らす人々に大きな影を落としています。新聞・ジャーナリズムに働く者としてこの現実から目を背けることはできません。

17日は行進後、宜野湾市海浜公園で「復帰37年 5・15平和とくらしを守る県民大会」があり、市民らを含めて3500人(主催者発表)が集いました。大会宣言では米軍再編による基地強化反対の表明や日米地位協定の抜本的見直し要求などをアピールしました。

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